汗馬の嘶き 大山 泰彦 最高師範 書き下ろしのエッセイです
内弟子とはその道に徹して修行する人を言う。24時間稽古に徹する生活である。
武道の世界だけでなく諸芸・芸能の職人の世界にも内弟子の制度はあった。歴史的に見て何時頃から始まったかは定かではないが社会がある程度整い身分や職業が分割され始めた頃ではないかと考えられる。
封建時代ならともかく、現在のように自由に生活できる時代に内弟子になるには、自分の選んだ道に大いなる情熱と確信がなくてはならない。 厳しく現実を見詰める醒めた眼と、大いなる覚悟が必要である。
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