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国際大山空手道連盟 WORLD OYAMA KARATE ORGANIZATION

書 初 め

 1月5日

 

 毎年、新年は気持ちも新たに昨年の反省と今年の抱負を厳かに考える。これが建前である。実際はプロフットボールの試合をTVで見ながら贔屓のチームを応援しているのである。反省である。

 

 私は直ぐ反省するのだが何故か反省の前と後ではあまり変らないのである。困ったものである。反省しなくてはいけない。

 

 

 本当に素直に思うである。この素直な性格は自分ながら素晴しいのではないかと思ってしまう。しかし、自分勝手な思い込みのようで「やはり反省しなくてはいけないのかな?」と考えてしまう。何か話がややこしくなって来た、一体なにを言いたいのだ。反省しなくてはいけない。

 

 毎年、新年に私は道場で書初めをする。昨年は「水心」と書いた。武蔵の五輪書の水の巻から考えた。一年を振り返ってみると残念ながら、水心の顕れたことはごく僅かであった様に思われた。反省である。

 

 

 2008年の抱負は何か、心の柱は何とする。いろいろ考えた結果、「感謝」と出た。毎日、感謝の気持ちで行こうと思う。

 

 家内に「貴方、ステラ{うちの犬}を散歩に連れて行って下さい。」と言われたら、「お前ねーオレを誰だと思っているんだ!カラテ界にその人有りと言われた・・・・男、犬の世話なんぞ・・・」とは言わず。
 「ハイ、喜んでいってまいります。」家人が健康であり、犬のステラが脚が悪くても生きていることに感謝である。

 

 娘のエミリーに、「お父さん、お腹すいたの。ラーメン食べたいな。」と言われたら。「オッケーイ、卵も入れてやるよ。」ササッと作ってやる。
 娘が自分の部屋を掃除しなくとも、健康であることに感謝である。

 

 息子のザックがお父さん、「チョット昨日、飲み過ぎちゃった。庭の掃除勘弁して・・」と言われたら、「コノヤロウー腕立て伏せ100回、10キロマラソン・・」と言わず。
 「オッケーイ、俺が変ってやってやるよ。まだ朝の10時だから、昼飯まで寝たらいいよ・・・」と返事をして、息子が生きていることに感謝である。

 

 ここまで書いてきて、もしかして気が触れたのかと思ったが、いや感謝の気持ちが有り余っているんだと自分に言聞かせる。

 

 

 書初めは感謝と書いた。ソウダ!「感謝」と書いた小さい紙を抱いて寝よう。きっと感謝の神様が私の身体に乗り移ってくれるかもしれない。
 しかし、家人に見付かったら日本語が読めないので、変な誤解を受けてしまうかもしれない。

 

 ンンン、やっぱりやめよう。

 

 書初めだけにしよう。

コメント (0) | 2008/02/06

エッセイ

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