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国際大山空手道連盟 WORLD OYAMA KARATE ORGANIZATION

気持のいい朝

今年の夏は猛暑であった。
もしかして地球が燃え尽きるのでは、と心配した。バカなことだがチラッと感じた。
 
何時もの散歩道、何となくではあるが落ち葉がめだつ様になった。
雑木林の木々の葉もほんのりと黄ばんできた。
夏が終わろうとしている。
蝉の声も心なしか哀しそうだ。きっと夏を惜しんでいるのかも。
 
この2~3日気温が落ちた。真夏の朝は一歩外に出ると熱気がムッと身体を包む。
今朝はひんやりとした冷気が肌に感じる。
「オッ、秋がすぐそこに来ている」身体が締まる。
朝の散歩も爽やかである。
心なしか愛犬ステラもハナも気合いが入っているようだ。
 

散歩しながら考える。いつも最初は反省である。
昨日の稽古指導、あそこで、ここでと、・・・いろいろ指導や稽古の流れの反省をする。
反省は今日の稽古に生かす。
外気が澄んでいるせいか、頭もはっきりしている。
季節があることは素晴らしい。
気候がこんなにも私の身体に影響を与えるとは、歳をとると身体がセンシティブになるようだ。
 
反省が終わると先のことを考える。
今週の終りにサンフランシスコ、講習会、審査である。
黒帯にサイの基本、型を指導。後半は基本の型、その応用、約束組手、型を指導する予定である。
サンフランシスコからLAに行き、孫、ラウリ―とルビーの顔を見に行く。楽しみである。
 
その後はすぐに、日本である。
第20周年記念全日本、今年は支部長、初め全部の黒帯も出場である。
私も鈴木師範と真剣対トンファーの演武、鈴木に切られない様に稽古をしなくてはいけない。
6月に手を合わせたが、時々鈴木の殺気が感じられた。
もしかしてもしかしたら大変だ。直井じゃないが頑張らないといけない。
 
散歩しながらいろいろと考える。最近コンデションがいい。
勝手に想像が膨らむ。
全日本選手権壮年部アトランタの高橋ツトム先生と勝負。
先生ちょっと腹が出て来たように見えるが、それでも右の正拳と右の下段回し蹴りに自信を持っているようだ。
でも足が短いからステップで簡単に外せるかも・・・、練馬のマサ先生はまだ若いから勝負しない。
サンフラシスコの斉藤先生、顔が怖いからこれも勝負なし。
サンホゼの福西、子供が生まれたばかりなので勝負なし。
構えが開く直井先生、何時も成田に迎えに来るからこれも勝負なし・・・
なんだかいろいろ想像して、にやにやしながら歩いていたら走っている人や散歩している人が訝しげに見ている。止めよう。
 
何時も2マイルの散歩である。
汗ばんだ肌にひんやりした風が通り過ぎる。ハピーである。
何となく力が出て来る。
もしかしてまだ若いのかも?・・・ウーン、変な想像はこの辺で止めよう。
 
梢の先に広がる真っ青な空、朝日に照り輝いている笹の葉、雑草、薄っすらと赤みを帯びて来た落葉樹、・・・全てが私を包んでくれるワンダフルである。
本当に気持のいい朝である。
全日本選手権、師範、先生、門下生、再会楽しみである。
 
 
オス

コメント (1) | 2011/09/18

エッセイ

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“気持のいい朝”へのコメント (1)

  1. 暑い暑いとブーブー言っていた夏が陰るとどこか寂しい気がします。現金なものですが、やはり涼しさを感じると嬉しくなります!パワーがみなぎります!
    そんな自然に感謝しつつもそのチカラを最大限活かすべく、丁寧に大切に生活しようと思います。
    ともすると何か1つに視野が狭くなりがちですが、自然のように広く柔軟に物事を考えるようにしたいです!
    秋本番が楽しみです。

    from 練馬大根(2011/10/05)

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