8月になった。まだまだ残暑が厳しい。
バーミンガハムには百日紅の木がいたるところにある。
街路樹や庭先に白や赤、ピンク、紫色の花が細い枝先に群れをなして咲いている。
6月の初めごろから勢いよく咲き始める。
やはり8月になると心なしか花の勢いが落ちてきている様に見える。
灼熱の陽に照らされて疲れたのかもしれない。
今年もあと半分である。
4月ロシヤから帰ってすぐに5月アメリカンカップ。6月はサンフラシスコでファイターズカップ。両大会とも成功内に終わってホッとする。
その後6月中旬に日本で支部長合宿。久し振り皆と一緒にいい汗を流す。
合宿最後の夜は映画「TAKE A CHANCE」ファーストカット1時間7分を見せる。 続きを読む
ロシヤから帰ってくるとアラバマの春は終っていた。
夏を告げる様に5月の末から6月中頃まで泰山木{MAGNORIA マグノイヤ}の花が咲く。厚い大きな葉の中に白い大きな花が点在する。
静かに傍にたたずむと微かに甘い香りが身体を包む。悪くない。
ワンダフル空手14話、前回は神保町で銭湯の帰りに偶然故総裁に出会い道場に戻れと口説かれたとこまでであった。
貧乏学生時代であったが、沢山楽しい思い出はある。
そんな楽しい思い出の中に、いまも懐かしく甦るのが銭湯に行く事であった。
それも一番湯である。研究室の先輩に教わった。
「頭が痛くなったり、気持が落ちてきたら一番湯に行け」と言っていた。
「安上がりで、それでいてリッチな気分になれる。身体を洗い心も洗ってしまうんだ」勉学や法解釈においてはトロかったが、面白い先輩だった。
風呂屋は確か25円か35円だったと思う。 続きを読む
このタイトルには特別な意味がない。
ただ昔007、ジェームスボンドの映画”FORM RUSSIA WITH LOVE”があった。
それをもじっただけである。
日本から帰ってくるとアラバマのサクラは葉桜になっていた。
緑が萌えている。色とりどりのアゼリアの花が咲きみだれている。
春爛漫である。
時差を取るのに一番いいのは汗をかくことである。
セント・ピーターズバーグにて大山泰彦最高師範
昼だか夜だか分からないうちにロシヤ行きになった。
昨年全日本選手権前夜の支部長会議で、延び延びになっていたロシヤの講習会、審査の話をした。 続きを読む
エッセイちょっと遅くなった。
3月18日 昨晩雨が降った。雨上がりの次の朝は全てが鮮明に見える。
何時も散歩する小道、白、イエロー、紫のワイルドフラワーが綺麗に咲いている。
気持が良い。
珍しく今年の春は遅い。まだジャケットがいる。
アラバマの春は東京の春より約1~2週間早い。
何時もならサクラは満開に咲いてるのだが、今年は遅い。陽だまりの所だけ咲き始めた。
それでも空の青さが穏やかに見える。春はすぐそこに来ているようだ。
今年の春は何時になくスケジュールがきつい。
3月は日本の講習会、審査。
4月にロシヤの講習会、審査。
5月にアメリカンカップ。TAKE A CHANCE{内弟子INアメリカ}映画の最後の撮り直しがある。
6月にサンフランシスコでファイターズカップ。その後、日本での支部長合宿。
何とかこなさないと私がズッコケたら大変だ。
3月21日 日本に出発する。今回の旅は一人である。 続きを読む
昨日は春を思わせるような陽気であった。
天候が不順である。真夜中に冬には珍しい雷が鳴った。
今朝はまた真冬に戻ってしまった。雨後の水たまりに薄く氷が張っている。
正月があっと言う間に終わってしまった。もう2月である。
2013年クリスマス ロサンゼルスにて
昨年の暮れから休む暇もなかった。
家族はみんな独立してそれぞれの生活に忙しそうである。
それでもなんとか都合を付けて全員、暮のクリスマスはLAの長女エリカの家に集まった。
久しぶりである。孫のルビー、ラウリーも元気であった。
エリカはライターである。結構売れている。
旦那のケンも俳優、監督、ライターといろいろ忙しそうである。
写真はその時のものである。
今年の夏はことのほか激しい暑さが続いた。エンドレスサマーかと思った。
知らぬうちに季節が変わった。毎日歩く小道に枯れ葉が落ちている。
朝の散歩、ひんやりした冷気が身体を包む。自然と気が入る。ステラもハナも元気がいい。健康である事に感謝する。
そこで、久しぶりにワンダフル空手14話である。
春の華やかなサクラやアゼリヤの花が散った後に、初夏の花、泰山木の花が咲く。
濃い緑の大きめの葉の中に埋もれる様に白い花を咲かせる。
風がたっと甘い香りを振りまいてくる。
アラバマの初夏はまだまだ凌ぎやすい。
6月21日に日本に出発する。支部長合宿である。
皆の元気な顔を見ながらサイの基本、型を指導する。約1週間滞在して帰る。
東京から帰ってくると、アラバマはすっかり夏になっていた。
毎日どのチャンネルもニュースで各地での猛暑を流している。
撮影が終わってホッとしている。
そこで映画奮戦記第四弾である。
夢、希望は持つものである。
希望があるから毎日の生活を乗り越えられるかもしれない。
何の夢も希望も持たないでその日その日を送る人もいるだろう。
それも人生かもしれないが、何か夢や希望があるとエキサイトな人生が有るのではないかと思う。ま~どちらでも良い。
撮影開始します!
千葉真一さん
夜の大会は昼間の大会と全く違った雰囲気であった。
ミットに突きや蹴りを入れる人、ストレッチをしながら話をしている人でさえも昼間の雰囲気と全く違う。時々笑顔を見せるが、明らかに緊張しているのが分かった。
華やかな大会の中にも、その華やかさに浮かれてしまわないように、ピーンと糸が張られた緊張感の中に自信と不安が入り混じっているのが感じられる。
コーチの高橋先生と一緒に僕は森先生の付き人になった。
ミットとタオル、それにウォーターボトルを持って先生の後に付いていた。
選手控室での選手のウォーミングアップは、パワー、スピードもまったく僕達のレベルとはちがっていた。